propaty+(プロパティプラス)のポイント
株式会社リビングコーポレーションが運営する不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディング「property+(プロパティプラス)」の特徴やメリットを調査しました。
すでに4つのファンドをリリース済み、Branche阿佐ヶ谷ファンド3の募集も間近に控えている「property+」はアパ・マン開発の豊富な実績、元本毀損のリスク低減、空室リスクの低減などが魅力サービスです。
propaty+ のポイント
- 運営は飯田グループホールディングス傘下の株式会社リビングコーポレーション
- マンション・アパート開発の実績が豊富
- 優先劣後出資を採用するため元本毀損リスクが小さい
- マスターリース契約を利用したリスク回避
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propaty+の基本情報
propaty+(プロパティプラス)は多数の投資家から出資を受けて現物不動産を取得し、賃料収入や売買等の取引から生じる利益を投資家に分配する仕組みです。2021年6月に第1号ファンドをリリースし、8月4日からは5つ目のファンドとなる「Branche阿佐ヶ谷ファンド3」の募集が開始されます。
※下記まとめは執筆時点(2021.7.24)で開示されている情報に基づく内容で、今後変更される可能性があります。
運営者 | 株式会社リビングコーポレーション |
ファンドの種類 | 不動産特定共同事業 |
サービス開始 | 2021年6月 |
予定利回り | 3.5%〜10% |
最低投資額 | 1万円 |
優先劣後構造 | あり |
「propaty+」では1万円から出資が可能です。不動産クラウドファンディングへの投資を始めたばかりで投資金額が大きくない場合には、分散投資しやすくなるためメリットがあります。
リビングコーポレーションはどんな会社?
「propaty+」を運営する株式会社リビングコーポレーションは東京都渋谷区渋谷に本社を置き、2021年3月に不動産特定共同事業許可を取得した事業者です。
リビングコーポレーションの事業内容
○ マンション開発事業
- 東京・名古屋・福岡などを中心に290棟超の供給実績
- デザインマンション(quadorシリーズ、Brancheシリーズ)を展開
- 10-4(TEN-FOUR)CUBE工法(特許取得済)により居住スペースを拡大
○ アパート開発事業
- 木造アパート(cherimシリーズ)を展開
- 名古屋・福岡エリアに特化、290棟超の供給実績
- 3階建てにすることで貸床面積を増やし、収益性を向上
○ プロパティマネジメント事業
- 不動産経営を全面的にサポート
○ ホテル開発事業
- 北海道から九州まで6棟のホテルを開発
- 2020年、熱海市内にラグジュアリーホテル「SOKI ATAMI」開業
○ その他の事業
- 不動産関連や太陽光発電事業への投資
- 成長著しいアジアを中心に海外へも投資
propaty+の特徴とメリット
propaty+(プロパティプラス)の特徴をまとめました。
優先劣後出資を採用
ファンドでは、property+事業者が投資家と一緒に出資を行います。投資家の出資分を優先出資、property+事業者の出資分を劣後出資とし、不動産の価格下落が生じた場合には劣後出資分から損失を負担します。
「優先劣後出資」とは、不動産価格が下落してファンドに赤字が発生した場合でも、まずは劣後出資者に対して損失を負担させ、劣後出資者の出資負担額を超えてしまう損失額についてのみ、優先出資者(投資家)が損失を負担する構造を言います。
property+では優先劣後出資を採用することで、投資家の出資元本が毀損するリスクを低く抑えています。
マスターリース契約を利用した空室リスク対策
マスターリース契約を締結するファンドでは、テナント(賃借人)による固定賃料・一括借上を行うことで、入居者の退去や賃料滞納等が生じた場合でも毎月一定の借上賃料の入金を実現します。
案件により適用されない場合があります。
「マスターリース契約」とは、ファンドから対象不動産を運営管理会社が一括して賃貸する契約のことで、その運営会社が実際の賃借人にさらに賃貸します(これをサブリースという)。このため、仮に空室があっても、原則として運営管理会社からの賃料に影響はないため、ファンドの運用が安定するメリットがあります。
不動産業界で実績のある企業が運営
運営者のリビングコーポレーションは1990年に有限会社シーエンタープライズとして創業して以来、東京、名古屋、福岡を中心にマンション開発、アパート開発、ホテル開発、プロパティマネジメント事業などを展開しています。
デザインマンションは295棟の供給実績、木造アパートは名古屋・福岡エリアの厳選した立地で298棟の供給実績があります。
また、リビングコーポレーションは東証一部上場企業である飯田グループホールディングスのグループ会社、一建設株式会社の子会社であり、飯田グループ傘下の会社となります。
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出資〜配当までの流れ
ファンドへの出資〜配当までの流れは以下の通りです。
- 無料の会員登録(免許証などの本人確認資料必要)
- eKYCまたは本人確認はがきを受領して登録完了
- 専用口座に投資資金を入金
- ファンドを選んで申込
- 運用開始(マイページで運用状況確認)
- 配当、運用完了(配当金は専用口座に入金)
基本的な手順は他社不動産クラウドファンディングと同じですが、ほとんどのサービスで本人確認はがき受領 → 認証コード入力で登録完了となるところ、property+ではeKYCを用いて本人確認はがきの発送及び認証コード入力は不要で、サービス利用開始が可能です。
まとめ
不動産クラウドファンディング「property+(プロパティプラス)」の特徴をまとめました。
- 運営はマンション・アパート開発の実績が豊富なリビングコーポレーション
- 運営者は飯田グループホールディングスの傘下
- 優先劣後出資を採用するため元本毀損リスクが小さい
- マスターリース契約を利用した空室リスク回避
- 本人確認はがきの受領が不要のeKYCを用いた登録あり