利回り不動産のポイント
株式会社ワイズホールディングスが運営する不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディング「利回り不動産」の特徴やメリットを調査しました。「利回り不動産」は優先劣後構造の採用、マスターリースによるリスク低減・独自システム「ワイズコイン」が魅力の事業者です。
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利回り不動産の基本情報
利回り不動産は投資家から集めた資金で不動産を取得し、運用することで得られた利益の一部を配当として還元する不動産特定共同事業に基づくファンドです。2021年4月に第1号ファンド、5月に現在2号ファンドをリリースし、5月25日からは3号ファンドの募集が開始されます。
※下記まとめは執筆時点(2021.11.7)で開示されている情報に基づく内容で、今後変更される可能性があります。
営業者 | 株式会社ワイズホールディングス |
ファンドの種類 | 不動産特定共同事業 |
サービス開始 | 2021年4月 |
予定利回り | 5.0%〜 |
最低投資額 | 1万円 |
優先劣後構造 | あり |
「利回り不動産」では1万円から出資が可能です。管理人のように不動産クラウドファンディングへの投資額が大きくない初心者にとっては、分散投資しやすくなるため非常にありがたいことです。
ワイズホールディングスはどんな会社?
「利回り不動産」を運営する株式会社ワイズホールディングスは東京都港区虎ノ門4丁目に本社を置き、2020年12月に不動産特定共同事業許可を取得した事業者です。
ワイズホールディングスの事業内容
○ 不動開発事業
- 事業用地の仕入れ、レジデンス、ホテル、商業施設、オフィスビルなどを建築、販売
- 自社マンションブランド「リブタス」(首都圏、単身者向けメイン)
○ 不動産特定共同事業
- 匿名組合を利用した不動産クラウドファンディング「利回り不動産」
- 任意組合を利用した不動産小口化商品「FAIRE(フェアレ)」
○ 不動産仲介事業
○ 不動賃貸事業
利回り不動産の特徴とメリット
利回り不動産の特徴をまとめました。
優先劣後出資を採用
不動産の運用中の市況の変化や運用状況による損失や、運用終了時の不動産売却損失が生じた場合、まずワイズホールディングスが損失を負担する優先劣後スキームを採用しています。
「優先劣後構造」とは、ファンドの運用結果が赤字に終わった場合でも、まずは劣後出資者(ワイズホールディングス)に対して損失を負担させ、劣後出資者の出資負担額を超えてしまう損失額についてのみ、優先出資者(投資家)が損失を負担する構造を言います。
利回り不動産ではこの構造を採用することで、ファンドの運用がうまくいかなかった場合でも、投資家の出資元本が毀損するリスクは低く抑えられています。
不動産投資のプロが運営
ワイズホールディングスは不動産投資のプロとしての実績と不動産投資に必要な情報提供不動産投資のプロとしての実績があります。不動産開発の例として、約1000坪のホテル用途への土地開発(大阪)、大手会社とのジョイントベンチャーによるリゾートホテル開発(沖縄石垣島)、商業ビルの開発(東京銀座)などが挙げられます。
また、不動産投資を行う上での物件情報、マーケット分析等、判断に必要不可欠な情報を正確に投資家に提供開示し、納得できる状態で当社商品に投資ができるようにしています。
1号ファンドでは対象物件の所在地はもちろん、土地建物の詳細、設備仕様まで公開されています。
マスターリース契約を利用した空室リスク対策
投資物件は運営管理を行う不動産会社が満室保障(マスターリース契約)を行い運用を行います。そのため、空室リスクを抑え安定した賃料収入を確保することができます。
「マスターリース契約」とは、ファンドから対象不動産を運営管理会社が一括して賃貸する契約のことで、その運営会社が実際の賃借人にさらに賃貸します(これをサブリースという)。このため、仮に空室があっても、原則として運営管理会社からの賃料に影響はないため、ファンドの運用が安定するメリットがあります。
利回り不動産で使える「ワイズコイン」
利回り不動産ではWISE COIN(ワイズコイン)というサービスがあります。ワイズコインは1コインを1円として利回り不動産への出資の際、自動的に使うことができ、有効期限もありません。ワイズコインは利回り不動産への投資、口座開設時などで簡単に貯めることができます。
● ワイズコインとは
「利回り不動産」への投資金額に応じて付与され、1コイン=1円として利用できるため、再度投資する場合にお得になります。
● ワイズコインの付与率
ワイズコインの付与率は、投資金額の最大1%です。
● 今後の展開
当面は利回り不動産単独の運用となりますが、他社ポイントとの連携も想定されています。付与率アップのキャンペーンも行われるので要チェックです。
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(ワイズコインの使用例)
- 利回り不動産のファンドに10万円投資する
- 投資額の1%を上限にワイズコイン付与(例:1,000ポイント)
- 再投資(例:20万円)の時に1,000ポイントを消費し、199,000円で投資可能
メルマガに登録するとワイズコインのキャンペーン情報などが配信されるとのことなので、会員登録をしたらメルマガもあわせて登録することをおすすめします。
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出資〜配当までの流れ
ファンドへの出資〜配当までの流れは以下の通りです。
- 免許証など本人確認できる書類を準備し、会員登録
- WEB審査または本人確認ハガキを受領して登録完了
- ファンドを選んで応募
- 出資が決まれば契約を締結、入金
- 運用開始、分配金は6ヶ月ごとに預かり金口座に入金
基本的な手順は他社不動産クラウドファンディングと同じですが、ほとんどのサービスで本人確認ハガキ受領 → 認証コード入力で登録完了となるところ、利回り不動産ではWEB審査 → メールで手続き完了というルートもあります。
まとめ
不動産クラウドファンディング「利回り不動産」のポイントをまとめました。
利回り不動産のポイント
- 運営は創業以来黒字経営を続けている株式会社ワイズホールディングス
- 優先劣後方式を採用するため元本毀損リスクが小さい
- 不動産投資のプロとしての実績と不動産投資に必要な情報提供
- マスターリース契約を利用した空室リスク回避
- ワイズコインを利用した投資が可能
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