TATER Fundingの基本情報
事業者:株式会社TATERU
サービス開始日:2016年6月
予定年利:4.5~5.0%
最低投資額:1万円
デフォルト(債務不履行)発生件数:0件
TATERU Fundingの特長
事業主の株式会社TATERUは東証一部上場企業であり高い信用があります。
融資先は不動産限定ですが「高い配当実績をもつデザインアパートを中心に、民泊物件や海外不動産も組み入れていく予定」とのこと。
予定利回りは4.5〜5.0%と標準的ですが、運用期間が3〜4ヶ月と短期間の運用案件が多くを占めます。
短期に利益を確定させて回転よく投資することが可能です。
また管理人としてはOsakaMetro「小路駅」「千林大宮駅」周辺の案件があるのも注目ポイントです。
同社は出資者を優先出資者、TATERU自身を劣後出資者とするという特徴があります。
これは、対象物件の評価額が下落した場合、その下落分は劣後出資者が負担し、それでも補填できない場合だけ優先出資者の元本が減少します。これにより30%以上評価額が下落しない限り元本の毀損はない仕組みです。
また、換金性の高さを重視して解約や権利の第三者への譲渡が可能という点も特徴的です。
注意ポイント
2018年8月に、従業員が借り入れ希望者の預金通帳を改ざんして融資の申し込みをしたという問題が発覚しました。そのため2018年9月18日現在、新規のファンド募集は停止しています。
TATERU(株)の株価
ファンドを選ぶときには事業者の信用が重視されますので、会社の信用を表す指標の一つである株価を紹介します。
TATERU(株)は2016年12月に東証一部に市場変更しています。2018年初の1582円から4月には2549円まで上昇しました。
その後も1800円前後で推移していましたが、上記の問題発覚により327円まで値を下げる事態となりました。なお、9月14日には再発防止策が発表されたことから、9月18日はストップ高となる443円となっています。
不正行為が明らかになり、信用が大幅に低下したことは間違いありません。企業としてコンプライアンスを重視し、再び信用を得られるよう努めてほしいと思います。