Crowd Bank(クラウドバンク)のポイント
管理人が今回ピックアップしたのは・・・
”安心の運用実績、安心の回収実績。既に多くの方が「待つだけ、資産運用」”
のキャッチフレーズで注目を集めているCrowd Bank(クラウドバンク)です。
クラウドバンクの特徴や評判、ファンドの安全性を調査してまとめました。
どのファンド事業者にもメリット・デメリットどちらもありますが、クラウドバンクはメリットが多数あるのでオススメです!
ココがポイント
○ 事業者の日本クラウド証券は日本初のクラウドファンディング専業証券会社
○ クラウドバンクファンドからの融資先の貸し倒れ率0%(デフォルトなし)
○ 実績平均利回り 6.99%と高い(2016年4月〜2019年3月末までの3年間運用終了したファンド実績値)
○ 口座開設手数料、販売手数料、出金手数料が0円(米ドルの出金を除く)
○ 海外案件に米ドルで投資が可能
ココに注意
○ 2015年7月、法令違反により財務省関東財務局より業務改善命令および業務停止命令を受けた
○ 2017年5月、再び財務省関東財務局より業務改善命令を受けた
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クラウドバンクの基本情報
クラウドバンクの概要をまとめました。
運営会社の日本クラウド証券株式会社は、ホールディングカンパニーであるクラウドバンク株式会社の100%子会社になります。
日本クラウド証券(株)、クラウドバンク(株)ともに株価情報はありません。
※下記まとめは執筆時点(2019年10月)で開示されている情報に基づく内容なので、今後変更される可能性があります。
事業者 | 日本クラウド証券株式会社 |
ファンドの種類 | 貸付型(不動産、再生可能エネルギー) |
サービス開始 | 2013年12月 |
実績平均利回り | 6.99%(2019年募集) |
最低投資額 | 1万円 |
運用期間 | 2ヶ月〜36ヶ月程度 |
株式上場 | 非上場 |
代表取締役社長 | 橋村 純 |
公式サイト | クラウドバンク公式サイト |
クラウドバンクの特徴
クラウドバンクの特徴と投資家から見たメリット・デメリットをまとめました。
メリット1:事業者の信頼性が高い
一般的なソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)事業者は第二種金融商品取引業者であるのに対して、クラウドバンクを運営する日本クラウド証券は第一種金融商品取引業者です。
証券会社に必要な第一種は、ファンドを主に取り扱う第二種に比べてより厳しい参入規制があるため、事業者としての信頼性が高いと考えられます。
また、クラウドバンクファンドからの融資先の貸し倒れ率(デフォルト率) 0%、融資回収率 100%であることも信頼性を高めています。
メリット2:ファンドの種類が豊富
クラウドバンクのファンドには大きく分けて「不動産担保型ローンファンド」と「再生可能エネルギー発電ファンド」があります。
さらに「不動産担保型ローンファンド」には日本の不動産を担保としたものに加えてアメリカ・カナダの不動産を担保としたものも存在します。
アメリカ・カナダ不動産を対象としたものには、日本円での投資が可能なファンドとドル建てで投資できるファンドがあり、投資家の戦略に合わせて様々なファンドが準備されています。
「再生可能エネルギー発電ファンド」は太陽光発電がメインですが、水力、バイオマス、風力など様々な再生可能エネルギーが対象となっています。
リスク分散の意味でも投資対象がバラエティに富んでいることはメリットになると考えます。
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当サイトでは不動産投資の立場からソーシャルレンディングに投資していますので、以降は「不動産担保型ローンファンド」について解説します。
メリット3:不動産担保がある
仮に貸し倒れや遅延が発生しても、担保物件を売却することで融資総額を回収できるよう、融資額を上回る評価額がある不動産を担保としています。
メリット4:手数料が0円
クラウドバンクでは口座開設や口座維持に関する手数料・販売手数料・年会費はかかりません。
また、出金に手数料がかかる事業者もある中で、出金時の手数料も無料(ただし、米ドルの出金は実費手数料がかかる)です。
デメリット1:過去に行政処分を2回受けている
2015年と2017年の2回行政処分を受けており、その内容は以下の通りです。
注意ポイント
2015年
- 分別管理を適切に行っていない状況
- 顧客に対し必要な情報を適切に通知していないと認められる状況
これに対して、内部管理態勢の整備(コンプライアンス機能の強化、業務管理フローの見直し、経営管理態勢の強化)とシステムの改善を実施しています。
2017年
- 手数料返還キャンペーンの手数料が還元されていなかった
- 平成28年1月から7月までの投資案件で事実関係と異なる融資を行っていた
これに対して、代表取締役の退任をはじめとした経営体制の刷新、内部管理態勢のより一層の充実・強化を実施しています。
いずれも対応済みとはいえ、2回処分を受けたことは重く受け止めていただき、信頼される経営を目指して欲しいと希望します。
デメリット2:出資金を予め預けなければならない(デポジット方式)
出資金は「預かり金(デポジット)方式」のため、あらかじめ口座に入金しなければなりません。
この点は、入金したものの出資ができないという状況が続くと、投資用資金の活用効率が落ちるデメリットがあるので注意が必要です。
ただし、出金手数料がかからないため、出資しない場合は払い戻して他の投資に回すことができます。
ソーシャルレンディングの匿名化解除の動向
従来、貸付型ファンド(ソーシャルレンディング)では借入人を匿名化し、投資先を複数にするようお上から指導されていましたが、3月18日の金融庁の公式見解により一定の条件のもとで匿名化が解除されました。
これを受けて、クラウドバンクは「4月17日以降に募集するファンドについて融資先を特定し得る情報の開示を行う」と発表し、既に情報が開示されたファンドも募集されています。
メモ・・・開示される内容
融資先概要(会社名、住所、資本金、業務内容など)
融資先の財務情報(売上、営業利益、純利益、純資産など)
クラウドバンクの評判
クラウドバンクに関する評判をTwitterから集めてみました。
クラウドバンクに投資してるりんご????
今のところ問題なくいい感じに成果も出てて不満なしなんですが
過去に2度行政処分を受けてるので
そこが気にはなる????
評判のいいオーナーズブックとかに今投資してる分を乗り換えようか悩み中????
もし詳しい方いらしたらリプとかでご意見頂けると助かります????
— りんご????無理しない人間関係模索する人???? (@ringosuki1221) June 25, 2019
クラウドバンクの評判が高いので口座登録した
— shadow@投資アカ (@shadow_kabu) September 13, 2019
CrowdBankは太陽光案件が安全性が高く6%-8%のリターンが狙えるぞ!ワシも太陽光案件にい投資しておるぞ!https://t.co/F0aHd2EUEJ
— nobutaro (@nobutaro_mane) October 28, 2019
過去の2度の行政処分を不安視するコメントが散見された一方で、評判の高さや魅力を伝えるツイートもありました。
信頼回復には長い時間がかかると思いますが、着実に良いファンドをリリースして欲しいと思います。
まとめ
2013年から運営が始まり、クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)事業者の中では比較的経験が豊富であること、デフォルトが起こっていないこと、日本初の証券会社による運営が高評価です。
不動産系のファンドも担保付き、日本国内・海外案件を取り揃えている、円建て・ドル建てで投資可能なため、リスク分散が可能な点もメリットとして挙げられます。
数多くのメリットがあることから、投資家登録する価値のある事業者と考えており、これからクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を始める方にもおすすめできます。
一方で過去の行政処分、デポジット式で資金を口座に入れる必要があるというデメリットも存在します。
クラウドバンクにはユーザーからの声を拾い上げて、デメリットの改善に努めていただくことを希望します。