過去に募集されたファンド調査

【ファンド調査】FANTAS checkインカム型ファンドを比較

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FANTAS check 新規募集ファンドのポイント

FANTAS check 48、52、53号インカム型レジデンスファンドについて、対象不動産の当サイト独自査定AI査定の額を算出して比較検討を行いました。

 

ココがポイント

  • 最寄駅の利用状況と査定額の比較から48号ファンドを最高評価とする
  • 優先出資:劣後出資=80:20で元本の安全性が向上
  • インカム型は独自のスキームで配当を確保

 

ココに注意

  • 募集分は優先出資であるが、抵当権等の担保はなし
  • 運用期間366日以内に対象不動産が売却できないときは延長(2年以下)の可能性あり

 

FANTAS check ファンド概要

ファンドの概要は以下の通りで、募集開始は2019年12月12日 18:00から先着順で行われます。

48号、52号、53号はインカム型ファンドで運用期間は366日、優先:劣後=80:20、利回りは各ファンドで異なります。

 

 

ファンドNo. 48号 52号 53号
対象不動産 スパシエグランス大森 プレールドゥーク北新宿4 ジェノヴィア亀戸GREEN WALL
利回り 3.5% 3.0% 4.0%
専有面積(㎡) 22.64 20.01 25.23
築年月(経過年数) 2011.11(9年) 2009.2(11年) 2011.7(9年)
最寄駅 JR 大森駅 JR・都営 東中野駅 JR・東武 亀戸駅
徒歩距離 5分 8分 7分
駅利用者 96,972人 54,815人 71,657人
10年前比 104.2% 104.6% 102.6%

 

最も利回りが高いのは53号、低いのは52号で1.0%の開きがあります。

築年数は大きな差はありませんが、48号が最も新しく、52号が古い物件です。

最寄駅までの距離は48号が最も近く、駅利用者数も48号がトップ、10年前と比べた増加率は52号が最大になりました。

 

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FANTAS check インカム型の特徴

インカム型ファンドは、賃料収入を主な分配原資としているため、空室が発生した場合は分配金が想定を下回ることがあり、想定した価格以上で売却できなかった場合は元本割れになるリスクがあります。

FANTAS fundingのインカム型ファンドは満期日の前日に初回計算期間の終了日を設けており、 満期日における売却において売却損が発生した場合も優先出資への配当は初回計算期間終了までの損益に基づき分配が可能なスキームとなっています。

加えて、インカムによる配当が予定分配率を下回った場合(空室などが出た場合)、キャピタルゲインから不足分を充当できる規定を設けているためインカムを保全できる場合があります。

 

対象不動産の査定額を比較!

48、52、53号ファンドの対象物件について、当サイト独自の査定とAI査定を用いて比較しました。

 

当サイト独自査定の比較

当サイトの独自査定額を算出し、ファンドの優先出資額や総額と比較しました。

 

ファンドNo. 48号 52号 53号
出資総額(万円) 2280 2330 2140
優先出資(万円) 1824 1864 1712
当サイト査定(万円) 2280 1850 2043
出資総額/査定 100% 126% 105%
優先出資/査定 80% 101% 84%

(出資総額または優先出資額)/ 査定は小さい方がファンドの評価は高い

 

当サイト独自査定に対して、すべてのファンドで出資総額は100%を超えましたが、その中で評価が高い順は48号>53号>52号となりました。

独自査定額と優先出資額の比較でも順位は同じで、48号、53号は80%台であることから、優先出資額以上の金額で売却できる可能性が高いと判断します。

 

AI査定の比較

1つのファンドあたり3つのAI査定額を平均してAI査定としました(物件によってはAI査定の結果が得られなかったものもあったため、使用したAI査定サービスはファンドによって異なります)。

 

ファンドNo. 48号 52号 53号
出資総額(万円) 2280 2330 2140
募集額(万円) 1824 1864 1712
AI査定(万円) 2115 1915 1967
出資総額/査定 108% 122% 109%
優先出資/査定 86% 97% 87%

(出資総額または優先出資額)/ 査定は小さい方がファンドの評価は高い

 

AI査定に対して、すべてのファンドで出資総額は100%を超えましたが、その中で評価が高い順は48号>53号>52号となり、当サイト独自査定と同じ順番になりました。

独自査定額と優先出資額の比較でも順位は同じで、48号、53号は80%台であることから、優先出資額以上の金額で売却できる可能性が高いと判断します。

 

当サイト独自・AIどちらの査定額との比較でも48号ファンドの評価が高いという結果になりました。

 

まとめ

FANTAS fundingから募集されるインカム型ファンド48号、52号、53号を最寄駅の利用状況と対象不動産の査定額の観点から比較しました。

 

ポイント

48号

  • 最寄駅の利用者が最大、10年前比の増加率も上位
  • 独自査定、AI査定と出資総額の比較において最高評価
 

52号

  • 最寄駅の利用者数10年前比増加率が最大
  • 利回りが低く、独自査定、AI査定と出資総額の比較においても低評価
 

53号

  • 予定利回りが最も高い
  • 独自査定、AI査定と出資総額の比較では第2位の評価

 

以上より、今回同時募集の3ファンドの中では48号ファンドを最上位評価とし、次点で53号ファンドが優位と考えます。

 

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