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立地調査@大阪

大阪城エリアの新拠点「ヒガシ」の開発状況を調査(1)

大阪の新たな拠点「ヒガシ」の整備とは?

大阪城の東側、森ノ宮周辺で「大阪城東部地区のまちづくり」として大阪府立・大阪市立大学を統合した新大学のキャンパスを中心に、商業、宿泊施設や居住空間を整備する計画が検討されています。

この計画は、大阪城東部地区を拠点に大阪を代表する「キタ(梅田周辺エリア)」「ミナミ(なんば周辺エリア)」に並ぶ街「ヒガシ」を作ろうとするものです。

 

ぐりーんりんく号
ちなみに大阪人にリサーチした結果、「ヒガシ」の発音は「そのまんま東」の東と同じ発音のようですよ!

 

大阪市では「大阪城東部地区まちづくり検討会」を開催しており、2020年3月27日現在、第3回まで開催されています。

大阪の新たな拠点「ヒガシ」がどのような街になるのかをまちづくり検討会の議事録や工事の様子から予想してみたいと思います。

 

大阪城東部地区のまちづくりエリア

まちづくりをするのは下図のエリアで、大阪城のすぐ東側にありながら十分な活用がなされていなかったエリアです。

参考資料:「大阪城東部地区」のまちづくりの方向性(素案) (大阪府)、大阪市ホームページ

 

出典:大阪府 「大阪城東部地区」のまちづくりの方向性 (素案)より

 

上図の南側(下側)に位置する府立成人病センター跡地等は2014年12月に「まちづくり方針」を策定し、2018年7月には民間事業者の参画意向、市場性の有無、事業アイデア等を把握することを目的に「マーケット・リサーチ」が公募されています。

 

成人病センター跡地

 

北東側(右上)に位置する「もと森之宮工場+交通局検車場」と「もと焼却工場建替計画用地」については、マンション・大型商業施設・ホテル・大学のサテライトキャンパスなど魅力的な提案が挙がっています。

 

解体中のごみ焼却工場

 

この度、大阪府立大、市立大を統合した新大学のメインキャンパス(森之宮キャンパス)を中核として、周辺に商業、宿泊機能を備えた施設を配置する方針となりました。

 

大阪城東部地区まちづくり検討会 第1回 の概要

2019年12月27日(金)に第1回の検討会が開催されました。

大阪市のホームページ「第1回大阪城東部地区まちづくり検討会を開催しました」の議事要旨からまちづくりの方針を調査しました。

 

大阪城東部地区まちづくりの進め方

平成 24 年に策定した「グランドデザイン・大阪」にある六つの象徴的なエリア(①大阪・新大阪、②中之島周辺、③御堂筋周辺、④なんば・天王寺・あべの、⑤夢洲・舞洲、⑥大阪城周辺)のうち①〜⑤は検討会が始まっていました。

最後に残ったのが⑥大阪城周辺エリアの大阪城東部地区で、広大な土地と大阪城公園のみどりを最大限に活かすまちづくりが期待されています。

大阪府立大学・大阪市立大学の統合法人である公立大学法人大阪が2019年8月に新大学基本構想を示し、大阪城東部エリアにおいてキャンパス(森之宮キャンパス)を 2025年度までに開学するとされています。

 

議事要旨を読む限り、このキャンパスが先行して開発され、これを中心とし、活用したまちづくりをする方針になると感じました。

特に若い世代(学生や留学生)の流入が見込めるため、森ノ宮駅周辺、京橋駅周辺も絡めた新しい住宅や商業施設の開発が期待されます。

 

関連する地域・事業者からのコメント

検討会には委員やオブザーバーとしてこのエリアの開発に関連する地域代表や大学関係者、事業者が参加しています。

このエリアの開発についてどのような意向を示しているか、検討会議事録から読み取っていきます。

 

 

○土肥委員(大阪メトロ)

開発意思は強いが、地区の中心に11.5ヘクタールの検車場を有しており、万博の輸送力強化のために2025 年までは検車場を強化して利用する状況であるため2025年以降の開発になる。

 

○杉岡委員(JR西日本)

JR森ノ宮電車区は重要な基地であり、移転するのは極めて困難であるが、大阪城公園との一体性や回遊性を確保するため、駅との接続や立体的な利用等は検討できる。

 

○松本区長(城東区)

住民からは若い学生さんよりもう少し上の年代の「ファミリー層が住めるようなまちづくり」をしてほしいという要望が出ている。

 

○麻野区長(東成区)

東成区は町工場が集積しているものづくりの街であり、非常に多くのリソースがあり、技術者・設備があるので、ベンチャーのインキュベーションセンターのようなものがあれば広がりが出てくる。

 

〇荒川学長(大阪市立大学)

現在、理工系が主導的に動いている中で、イノベーションが次々興ってきているが、今後そこに人文系や、アートの要素を取り入れたまちづくりが求められる。

 

〇辰巳砂学長(大阪府立大学)

森之宮キャンパスは極めて重要だと思っているが、森之宮をイノベーション拠点として本格的に動かせるのは、だいぶ先になると見ているため、中百舌鳥キャンパスで先行して実証実験的なことをやったものを、森之宮キャンパスに持っていく。

 

 

鉄道事業者(大阪メトロ・JR西日本)は自社の都合がありながらも協力的な姿勢を示しています。

ただ、事業者の意見を見る限りすぐに開発できる状況にはなく、また、開発方針が明確になっているわけではありません。

今後の検討会で決められることだと思いますが、後々になって後悔しないよう開発方針だけは明確にして欲しいものだと思います。

 

今後の予定

第2回検討会は2020年2月7日(金)に開催されており、「まちづくりのコンセプト、土地利用・基盤整備計画(たたき台)等について」議論されています。

当サイトでも議事録要旨が発表され次第、今後の大阪城東部地区のまちづくりがどのような方向に向かうのか、ご紹介したいと考えています。

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