【ファンド調査】X-Crowd 2号ファンドを評価

X-Crowd 待望の第2号ファンド

X-Crowd（エックスクラウド）から発表された2号ファンドは京都市下京区にある京町家の宿泊施設「すみ蛍おぼろ」が対象物件です。

すみ蛍おぼろの立地や施設概要、近隣観光施設、最寄駅など周辺環境、および、近隣の競合する宿泊施設について調査しました。

ファンドの詳細

第２号ファンドの詳細をまとめました。

劣後出資比率が約31%と高いことが特徴で、これにより投資家の元本の安全性が高まります（第1号ファンドの劣後出資比率は30.0%）。

また、利回りは第１号ファンドの3.0%より高い4.0%になり、不動産クラウドファンディングの中では平均的な利回りになったと考えます。

Interixのグループ会社であるInterix fundingが賃借人であることから、本体（Interix）の業績が傾かない限りは、賃料が支払われないというリスクを低減していると考えます。

すみ蛍おぼろの概要

すみ蛍おぼろの概要をまとめました。

観光客はグループで行動するため、ある程度の人数が同じ場所に宿泊できることは大きなメリットです。

「すみ蛍おぼろ」の宿泊人数は最大5名となっていますが、隣の「すみ蛍ほのか」をあわせて予約することで最大10人が宿泊可能になります。

近隣観光施設・宿泊施設

すみ蛍おぼろの近隣にある名所、観光施設、競合する宿泊施設を調査しました。

観光施設、名所、駅

観光にも利便性は欠かせません。

観光施設が近隣にあることも重要ですが、交通網が整備されていることも日程が限られる観光客にとって効率の良い旅をするために必要な条件です。

新撰組ゆかりの寺　壬生寺

観光地へのアクセス

交通の中心である京都駅からはやや離れますが、徒歩圏内に見どころのある観光施設が点在し、京都市営地下鉄やバスを利用しての観光にもアクセスが良好です。

京都観光ランキングTOP3へのアクセスを確認してみます。

※2位の嵐山は中心地である渡月橋を目標地点としてアクセスを調査しています。

京都の観光地TOP3にいずれも乗り換えることなくバスまたはJRを使って行くことができ、観光拠点としては魅力的な立地です。

ぐりーんりんく号

ハイシーズンの市営バスの乗車率はハンパないから要注意だけどね！

周辺の宿泊施設

競合する周辺の宿泊施設が多ければ、客の取り合いや価格競争が起こりやすいと考えられます。

徒歩3分の圏内でも多くの宿泊施設があり、小さな民泊を含めればより多くの施設が存在します。

「京町家1棟貸し」という同じコンセプトの宿もあるため、競合施設は多いと考えます。

まとめ

X-Crowd（エックスクラウド）から発表された2号ファンド「すみ蛍おぼろ」は京都市下京区にある京町家の宿泊施設です。

以上の点から、リスクよりもメリットが大きいと考えています。