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【調査】大阪市子育て安心マンション認定制度とは

大阪市子育て安心マンション認定制度とは

子育て安心マンション認定制度は、”子育てに配慮した仕様”と”子育てを支援する環境”を備えた良質なマンションとして、民間の新築マンションを対象に大阪市が認定する制度です。

制度の概要と認定されたマンションをまとめ、この制度の認知度について考察しました。

 

認定基準の概要

子どもたちや子育てに関わる家族みんなが安心して暮らしていけるよう、下記5つの視点で住戸専用部分、共用部分、周辺環境などに関する認定基準を定めています。

 

視点1 快適で安心

子どもの成長に応じて、暮らしを変化させることができるような間取りの工夫、生活音対策、シックハウス対策、整理整頓のための充実した収納スペースなど家族みんなが快適に暮らせるような工夫に関する項目

 

視点2 安全で安心

災害に備える工夫、リビングやキッチンからいつでも子どもの様子が確認できるような工夫、転倒・指づめ・感電などの住戸内での事故防止、マンションからの転落防止、防犯のための侵入防止、災害への備えに関する工夫など、安全に暮らすための工夫に関する8つの項目

 

視点3 便利で安心

住戸の玄関からベビーカーでスムーズにお出かけできるような工夫や、子ども乗せキャリーをつけた重たい自転車でも楽に出し入れできる駐輪場の確保、子どもにも大人にも便利な仕様を取り入れるなど、暮らしの中に便利な工夫に関する4つの項目

 

視点4 楽しくて安心

小さな子どもが安心して遊べ、ママたちもくつろげる場所をマンションの屋内外に確保し、子ども同士、子育て世代・家族間の交流を深めるような工夫に関する2つの項目

 

視点5 いろいろ安心

子育てに役立つ情報が掲載されている市や区の情報紙の提供や、子育てしやすい周辺環境を整えるソフト面での工夫に関する3つの項目

 

上記5つの視点は子育て世代がマンションを選ぶ時の基準になりうるものと考えます。

より詳しい認定基準は大阪市HPでご確認ください →→→ https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000152967.html

 

対象となるマンション

認定制度の対象となるマンションには以下の条件があります。

 

  • 未竣工のマンション、または竣工後、居住が開始されていないマンション
  • 敷地面積が300㎡以上で、戸数が10戸以上のマンション
  • 住戸部分の専有部分が1戸当たり40㎡以上で、そのうち55㎡以上のものが全住戸の3分の2以上のマンション
  • 設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書の交付を受けるマンション(分譲のみ)
  • 子育てに資する「快適で安心」、「安全で安心」、「便利で安心」、「楽しくて安心」、「いろいろ安心」という5つの視点に沿った認定基準を満たすマンション
  • 賃貸又は分譲マンション

 

認定を受けるメリット

認定を受けたマンションには下記のメリットがあります。

さらにメリットを増やして認定を受けるマンションが増えていくと住みやすく、長く住めるマンションが増え、人口の増加や若い世代の増加により高齢化の問題やマンションスラム化の懸念が解消されるのではないかと期待します。

 

  • 計画段階で認定可能・・・認定基準を満たし、子育てに配慮した仕様と子育てを支援する環境を備えたマンションであることを計画段階で認定することにより、購入希望者にアピールできます。
  • 大阪市によるPR・・・大阪市のホームページ等を活用し、認定マンションの情報を広く発信してくれます。
  • 認定マークの活用・・・販売広告等で「大阪市子育て安心マンション」であることを発信する際に、認定マークを利用できます。
  • 認定プレートの交付・・・市の認定を受けた子育て安心マンションであることを証する「認定プレート」が交付されます。
  • 容積割増・・・子育て支援施設誘導型容積ボーナス制度により、容積割増が受けられる場合があります。

 

ポイント

○ 認定マークと認定プレート

認定マークとプレート
引用元:大阪市HP(https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000152967.html

○ 容積割増

子育て安心マンションン認定制度の適用建築物で、総合設計制度を活用する場合に、建物内に設けられたキッズ ルームなどの 「子育て支援施設」について、一般的な公開空地により割増される容積率に加え、その面積に応じて容積率を割増する制度

 

認定マンション情報

平成31年2月20日現在、21件(4,746戸)のマンションを計画認定しており、そのうち19件(4,182戸)のマンションが完成(認定)しています。

 

子育て安心マンション認定物件一覧

21物件のマンション名、所在地、分譲か賃貸かを一覧にまとめました。

 

マンション名 所在地 分譲/賃貸
リバー平野ガーデンズ 平野区長吉長原東2 分譲
ザ・ランクス東住吉中野 東住吉区中野3 分譲
リバーガーデン森の城 城東区東中浜8 分譲
ローレルタワー梅田 北区万歳町1 分譲
ザ・上本町タワー 天王寺区筆ヶ崎町 分譲
シーサイドレジデンスコスモスクエア駅前 住之江区南港北1 分譲
サンクタス城東深江橋 城東区永田3 分譲
リバーガーデン井高野ECO 東淀川区井高野3 分譲
リバーガーデンECOシティ-アリスの森 此花区島屋6 分譲
ローレルタワー 夕陽丘ウェストレジデンス 天王寺区小宮町 分譲
ローレルタワー 夕陽丘イーストレジデンス 天王寺区小宮町 分譲
ジオ新町 西区新町3 分譲
プラウド阿倍野播磨町 阿倍野区播磨町3 分譲
プラウドシティ新大阪 淀川区西宮原2 分譲
ウェリス鶴見緑地 鶴見区鶴見6 分譲
ネバーランド弁天町 港区南市岡3 分譲
BRANZ沢之町公園 住吉区南住吉3 分譲
ハナミズキ福島 福島区玉川2 賃貸
ルネ加島駅前パークフロント 西淀川区竹島3 分譲
ジェイグランシティ塚本 ※ 淀川区塚本6 分譲
グランドメゾン上町台レジデンスタワー ※ 中央区内久宝寺町4 分譲

※ 計画認定されたマンションの建築工事終了後の認定は終わっていない

 

21棟中20棟が分譲マンションであり、賃貸物件では基準をクリアして認定を受けるのが難しいのか、または認知度不足で認定を受けるメリットが十分に伝わっていないのかもしれません。

大阪市内の広い地域で認定マンションがあることから、エリアの偏りは見られませんでした。

北区、天王寺区、西区、福島区といった大阪市内の人気エリアにも認定マンションは存在しており、中古で販売されている価格がどれくらいなのか興味があるところです。

 

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検索サイトでの認知度

SUUMOやLIFULL HOME'Sといった不動産検索サイトで「子育て安心マンション」というキーワードがどの程度使われているか、フリーワード検索を使って調査しました。

 

SUUMOの場合

大阪市内の中古マンションのキーワード検索において「子育て安心マンション」で検索しました。

結果:2件 「ジオ新町(西区)」の部屋の異なる2物件がヒット。

 

LIFULL HOME'Sの場合

同じく、大阪市内の中古マンションのキーワード検索において「子育て安心マンション」で検索しました。

結果:3件 子育て安心マンションに認定された物件はヒットせず

 

大手検索サイトを使っても「子育て安心マンション」のキーワードがほとんど使われていないという結果になりました。

 

しかし、マンション名で検索すると「ザ・ランクス東住吉中野(東住吉区)」「リバー平野ガーデンズ(平野区)」「リバーガーデン森の城(城東区)」「ザ・上本町タワー(天王寺区)」など、複数のマンションが売り出されています。

この結果から、「子育て安心マンション認定制度」が不動産業者にも売主・買主である一般の人にも周知されているとは言い難い状況であると考えます。

 

まとめ

子育て安心マンションについて制度の概要と認定されたマンション、この制度の認知度について調査しました。

制度自体は、住宅購入を考える子育て世代にとって有用であると考えますが、PRが足らないのか認知度は高いとは言えない結果になりました。

せっかくの制度なので、大阪市に若い世代・子供世代を呼び込むためのアイテムとして有効活用して欲しいと思います。

 

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