大阪の立地調査

【調査】近鉄奈良線の駅別 資産価値を比較

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東大阪市 近鉄奈良線沿線のポイントまとめ

東大阪市を東西に横断する近鉄奈良線沿線は開発が活発で今後、注目のエリアになると考えています。

具体的には、近鉄奈良線 河内永和ー河内小阪ー八戸ノ里ー若江岩田ー河内花園ー東花園ー瓢箪山の各駅周辺エリアです。

そこで、東大阪市南東部に位置するエリアの周辺環境と不動産を調査し、魅力とポイントをまとめました。

 

魅力!

  • 大阪市内の主要駅(梅田、なんば、天王寺、新大阪)にアクセスが良好
  • 駅の利用者が最も多いのは河内小阪駅、10年前比増加率が高いのは河内永和駅
  • 標準宅地㎡単価が最も高いのは河内小阪駅
  • 築35年以上の区分マンション㎡単価が最も高いのは河内永和駅
  • 地価やマンション価格が低いながら駅利用者が増加傾向にあるのは八戸ノ里駅、東花園駅

 

管理人が近鉄奈良線 河内永和駅から瓢箪山駅の間で今後の成長を期待して注目するのは、八戸ノ里駅若江岩田駅東花園駅の3つの駅です。

 

近鉄奈良線 各駅の概要

東大阪市南東部に位置する近鉄奈良線の概要と駅の特徴を調査しました。

 

各駅の乗車人員数の変化

乗車人員数とその10年前比増減をまとめました(他線に乗り換え可能な駅もありますが、近鉄奈良線のみで集計しました)。

 

駅名 2017年 乗車人員数(人/日) 10年前比増減 %
河内永和 5,509 127.2
河内小阪 14,289 82.9
八戸ノ里 13,957 105.4
若江岩田 8,276 99.1
河内花園 5,531 90.0
東花園 9,675 107.4
瓢箪山 12,403 89.7

 

駅利用者が最も多かったのは14,289人で河内小阪駅、10年前比が最も増えたのは127.2%で河内永和駅となりました。

河内永和駅のここ10年間の利用者の増加は、2008年におおさか東線JR河内永和駅が開業し、乗換駅になった影響も大きいと思われます。

その他、八戸ノ里駅東花園駅も10年前に比べて利用者が増加しており、注目すべきエリアとなっています。

 

大阪市内主要駅へのアクセス

大阪市内主要駅までの所要時間とアクセスの良さは立地調査の重要なポイントです。

大阪の主要駅:大阪、なんば、天王寺、新大阪へのアクセスを調査しました。

 

主要駅(行き先) ルート(乗換回数) 所要時間(瓢箪山駅から)
大阪駅 近鉄奈良線→JR大阪環状線(1) 約50分
大阪難波駅 近鉄奈良線(0) 約35分
天王寺駅 近鉄奈良線→JR環状線(1) 約40分
新大阪駅 近鉄奈良線→おおさか東線(1) 約50分

※所要時間は最も遠い瓢箪山駅を基準とした。また、河内永和駅は新大阪駅まで乗り換え不要である。

 

大阪市内のすべての主要駅へ1時間以内に行くことができる立地で、大阪市内への通勤・通学には便利です。

特に難波や天王寺までは40分以内であるため大阪市南部への移動は非常に良好と言えます。

 

近鉄大阪線各駅の特徴

近鉄大阪線各駅周辺(徒歩3分程度のエリア)の生活に便利で賃貸需要に影響を与える店舗の数と特に注目すべき施設をまとめました。

 

河内永和駅

スーパー 2店舗
コンビニエンスストア 1店舗
100均 1店舗
銀行 3店舗
その他 JR乗換駅(JR河内永和駅)

 

河内小阪駅

スーパー 3店舗
コンビニエンスストア 3店舗
100均 なし
銀行 5店舗
その他 大阪商業大学、大阪樟蔭女子大学の最寄駅

 

八戸ノ里駅

スーパー 2店舗
コンビニエンスストア 1店舗
100均 2店舗
銀行 2店舗
その他 2018年4月ライフ八戸ノ里店OPEN

 

若江岩田駅

スーパー 3店舗
コンビニエンスストア 3店舗
100均 1店舗
銀行 2店舗
その他 八戸ノ里との間に新駅

 

新しい駅舎の若江岩田駅(後はマンション)

 

河内花園駅

スーパー 2店舗
コンビニエンスストア 2店舗
100均 1店舗
銀行 2店舗
その他 東花園駅までの道が整備

 

東花園駅

スーパー 2店舗
コンビニエンスストア 2店舗
100均 なし
銀行 2店舗
その他 花園ラグビー場最寄駅

 

瓢箪山駅

スーパー 3店舗
コンビニエンスストア 2店舗
100均 2店舗
銀行 3店舗
その他 2019年10月バス路線廃止

 

駅と駅の間が比較的短いにもかかわらず、それぞれの駅周辺に生活に便利な施設が複数あるため、賃貸需要は高いと思われます。

特に、八戸ノ里駅は2018年にライフ(スーパー)がOPENしたことにより、利便性が格段に上昇しています。

また、八戸ノ里駅と若江岩田駅の間には新しい駅ができる予定で、その駅は大阪モノレールが延伸した終着駅との連絡が可能です(開業は2029年を予定)。

 

大阪モノレール新駅予定地付近(瓜生堂)

 

 

近鉄奈良線 駅周辺の地価

近鉄奈良線 各駅周辺の固定資産税路線価を調査し、駅から最も近い標準宅地の㎡単価を比較しました。

 

駅名 標準宅地㎡単価(万円) 駅からの徒歩距離(分)
河内永和 19.3 1
河内小阪 26.4 1
八戸ノ里 22.8 1
若江岩田 15.7 1
河内花園 13.8 1
東花園 15.6 1
瓢箪山 18.8 1

 

標準宅地価格が最も高かったのは河内小阪駅、最も安かったのは河内花園駅で、全体的としては近鉄難波駅に近い方が価格が高い傾向がみられます。

 

近鉄奈良線沿線の中古マンション相場を調査

近鉄奈良線各駅周辺の中古の区分マンションの価格を調査し、査定額を算出しました。

築年数が浅い物件では数年の違いで大きく評価額が変わってしまうため、築35年以上(1984年以前)かつ、リフォーム済みの物件に限って調査しました。

また、駅からの徒歩距離が1分離れるごとに3000円単価が低下すると仮定して、実際の物件の価格から駅徒歩1分に所在する仮想物件の㎡単価を算出しました。

 

駅名 ㎡単価(万円) 建築年月
河内永和 34.3 1984年8月
河内小阪 27.0 1980年3月
八戸ノ里 28.0 1981年2月
若江岩田 21.8 1980年8月
河内花園 ーーー 対象物件なし
東花園 ーーー 対象物件なし
瓢箪山 27.9 1979年8月

 

河内花園駅と東花園駅には条件が合致するマンションの売り出しがなかったため比較はできませんが、それ以外では河内永和駅が最も㎡単価が高く、若江岩田駅が最も安くなりました。

 

まとめ

東大阪市に所在する近鉄奈良線 各駅の資産価値について調査結果は以下のようになりました。

  • 駅の利用者が最も多いのは河内小阪駅、10年前比増加率が高いのは河内永和駅
  • 標準宅地㎡単価が最も高いのは河内小阪駅
  • 築35年以上の区分マンション㎡単価が最も高いのは河内永和駅
  • 地価やマンション価格が低いながら駅利用者が増加傾向にあるのは八戸ノ里駅、東花園駅
  • 今後の発展が期待されるのは八戸ノ里駅から若江岩田駅の間

東大阪に拠点を置く不動産業者に聞いたところでは、やはり人気のエリアは河内小阪駅周辺と八戸ノ里駅周辺であり、大阪中央環状線より西側の人気が高いようです。

しかし、大阪中央環状線の東側にもニトリモールができ、若江岩田駅の近くにニトリモールができたり、大阪モノレール延伸計画で八戸ノ里と若江岩田の間に新駅が計画されていることから、若江岩田駅までは注目エリアになります。

 

以上の結果から、今後は、近鉄奈良線の注目駅は八戸ノ里、若江岩田エリアの物件に注目していきたいと考えています。

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