2021年4月の不動産ファンド結果報告
不動産クラウドファンディングの2021年4月の投資額や配当額を公開して収支報告します。4月は新しい出資先としてCrowd Realtyの「家賃が実る家プロジェクト」に出資しました。出資総額は過去最高の823万円となり、2021年の月平均投資額も目標の700万円を超えました。
投資家登録している不動産クラウドファンディング
融資型ファンド | 不動産特定共同事業型 |
OwnersBook | CREAL |
CRE Funding | Jointo α |
FUELオンライン | ASSECLI |
bitREALTY | FANTAS funding |
LENDEX | Rimple |
Funds | ぽちぽちFUNDING |
SAMURAI FUND | X-Crowd |
Pre REIT Fund | RENOSY |
Crowd Realty | わかちあいファンド |
WARASHIBE |
2021年4月 不動産クラウドファンディング収支
2021年4月末時点の投資額と月間収支は以下のようになりました。
4月単月の投資残高は約823万円、税引後配当額は7,349円、2021年平均投資残高は約702万円、平均月額配当(税引後)は9,225円となりました。この配当額は平均出資残高に対して1.58%に相当します。
2021年の目標として設定した月平均の投資残高700万円を4月に達成できました。今後は「投資は余裕資金で」の鉄則にしたがって計画を超えた投資はせず、この投資金額を維持していくことが目標になります。
出資先TOP3と出資割合
出資先の割合は最大が CREAL(19.9%)、2位が OwnersBook(12.4%)、3位が bitREALTY (12.2%)であり3月と順位は変わらずでした。しかし、それぞれの出資割合はいずれも低下しており、新しいサービスへの出資や上位3つ以外のサービスへの投資の分散化が進んだ結果といえます。
表 不動産クラウドファンディング サービス別出資割合(1月〜4月 単位:%)
サービス | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 |
CREAL | 20.5 | 22.1 | 23.3 | 19.9 |
OwnersBook | 17.6 | 15.0 | 14.9 | 12.4 |
bitREALTY | 16.9 | 14.4 | 14.3 | 12.2 |
登録したサービス数もかなり増えているので1サービスあたりの出資割合は20%以下を目標としてリスクを分散させたいと考えています。
今後の展望
先月、「Withコロナをスタンダードと考えた方が良いかもしれない」と考えましたが、3度目の緊急事態が宣言される事態となり、予想は現実のものとなりつつあります。それでも不動産クラウドファンディング事業者はさまざまなファンドをリリースしており、市場規模は拡大傾向が続いていると考えます。
姉妹サイトクラファンリサーチにてファンド調査記事をアップしていますので、ご参考にしていただければ幸いです。
一方で、Jointo αのホテルファンド「アルファアセットファンド小樽駅前」は投資対象となる宿泊施設への影響が懸念されることなどから、さらに6ヶ月間募集が延期されることになりました(2021年11月15日 12:00〜)。当初の募集開始予定は2021年1月だったので約10ヶ月延期された状態です。
この1年間で、コロナ禍の影響を受けやすい不動産と比較的影響が小さい不動産があることが明らかになりましたので、投資対象の分散はとても重要です。
注目の不動産クラウドファンディング3選
管理人が投資家登録している中から特に注目している事業者を3つピックアップし、ファンドの特徴を紹介します。
CREAL(クリアル)
CREALは4月に募集額4億7800万円の「グローバルキッズ森下五丁目園」(満額成立)、募集金額4億7500万円の「(仮称)CREAL三軒茶屋」(成立下限額達成済み、86%まで到達)が募集開始され、管理人は「グローバルキッズ森下五丁目園」ファンドに出資しました。
CREALへの出資割合は低下したとはいえ、出資総額の19.9%を占めており、依然として最大の出資先になっています。
>> これまでに配当遅延や元本割れは無し!
FUELオンラインファンド
FUEL株式会社が運営するFUELオンラインファンドは5月に横浜市磯子区の保育園ファンドを募集予定です。投資金額の0.5%をキャッシュバックするキャンペーンが実施されます。
>> FUELオンラインファンドの保育園ファンドを調査
FUELオンラインファンドは現時点で5ファンド、上記の保育園ファンドが6つ目のファンドと、募集数は多くありませんが、
- 1号:建物を建てず「地主」に徹する「JINUSHIビジネス」の事業資金
- 2〜5号:米国の住宅不動産への投融資事業等を行うADW Lending LLCへのローン
- 6号:(株)さくらさくプラスの関連会社が保育園施設を取得するためのローン
と各ファンドは投資対象が多様性に富んでおり、一つのサービス内で投資対象を分散することができます。今後のファンド組成ペースに注目しています。
WARASHIBE(わらしべ)
WARASHIBEは(株)SATASが運営する不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングです。4月は2つのファンドをリリース、5月1日から募集総額1億7000万円の大型ファンドを募集中です(抽選方式)。
>> WARASHIBEの特徴とメリットを調査
-
【事業者調査】WARASHIBEの特徴とメリットを調査
*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています*WARASHIBEのポイント 株式会社SATASが運営する不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディング「WARASHIBE」の特徴やメリット ...
続きを見る
現在募集中の大型ファンドも募集総額1億7000万円のうち7000万円は既存会員限定の先行募集(先着方式)として募集されました。不動産クラウドファンディングは非常に人気が上がっており、倍率が高く出資するのも難しいファンドもあるので、会員限定の先行募集は出資できる確率が上昇します。
>> 先行募集に出資するなら
2021年4月のまとめ
2021年4月はこんな月でした。
- 新しくCrowd Realtyの「家賃が実る家プロジェクト」に出資
- 4月末時点の出資額は目標の月末投資残高700万円を達成
- 4月末時点で出資割合が最も高かったのはCREAL、2位はOwnersBook、3位はbitREALTY
- 上位3社の顔ぶれは変わらないが、割合は低下(=分散化が進んだ)