梅田ガーデン(梅田曽根崎計画)とは
「梅田ガーデン」(梅田曽根崎計画)は大阪北小学校跡地の開発計画で、梅田地区では最高層となる地上 56 階建て・高さ 191mのタワービルが2022年3月下旬に竣工予定となっています。
お初天神通商店街、泉の広場、Osaka Metro 東梅田駅、阪急 大阪梅田駅に近い立地であるため、集客力はかなり高いと考えます。
2020年6月〜8月の工事の進捗状況を現地調査しました。
建築計画の概要
建築計画には賃貸共同住宅(801戸※)、ホテル(約200室)、店舗、貸会議室、大阪市管理施設が入る予定です。ビルの高層部には賃貸住宅、中層部にホテル、低層部には物販・飲食店舗と文化・交流施設という配置です。
※賃貸共同住宅は836戸で建築確認をとっていますが、最終的には801戸に変更されます。・・・さらに修正あり(2021.2.10)
2021年2月10日追記
2月8日に住友不動産株式会社が発表したところによれば、40〜56階に高級賃貸マンション「La Tour(ラ・トゥール)大阪梅田ガーデン」が134戸、9〜39階に定期借地権分譲マンション「梅田ガーデンレジデンス」が584戸、4〜8階にホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド大阪梅田」が全202室となりました。
2020年6月時点の工事進捗状況
2020年6月9日に現地を訪れた時は23階〜27階の工事をしていました。
ビルも高くなっているので見上げるような感じで撮影しています。
2020年8月時点の工事の進捗
2ヶ月が経過して10フロア分ほど工事が進み、33階〜34階を造っています。
56階建てのビルになるので半分以上はできていますが、まだ20フロアも残っています。
2020年11月時点の工事の進捗
2020年11月28日に現地を撮影しました。
大阪駅側から見ると、手前の曽根崎警察の建物を大きく超えて高く成長している様子を確認できます。
現在は45階の工事が進んでいます。
施設の概要
曽根崎計画のビルには様々な施設が導入される予定なので、注目部分をご紹介します。
高級賃貸マンションLa Tour(ラ・トゥール)
La Tourは住友不動産が手がける高級賃貸マンションで、英語対応可能なコンシェルジュが24時間常駐するなどホテルライクなサービスやフィットネスルームやキッズルームなどハイグレードな設備を特長にしています。
これまでは主に東京23区内で展開されており、曽根崎計画で大阪初上陸になります。
賃貸マンションは9階〜56階まで、間取りは1LDK〜3LDK、専有面積は40.3㎡〜309.7㎡を計画しており、かなり広い部屋も設定されています。
なお、募集開始予定時期は2020年10月中旬(当初の2020年8月上旬から修正)です。
メモ
東京都港区に所在する「ラ・トゥール汐留」を例に曽根崎計画のラ・トゥールの賃料を予想してみます。
ラ・トゥール汐留は曽根崎計画と同じく地上56階建であり、最上階の3LDK、212.1㎡の賃料は160万円/月(㎡単価=7,544円)なっています。
東京の家賃相場をそのまま大阪に当てはめることはできませんが、ラ・トゥール汐留は2004年2月築、曽根崎のラ・トゥールは新築なのでそれなりの高額になることは間違いありません。
ホテル ヴィラフォンテーヌ
ホテル部分は住友不動産ヴィラフォンテーヌ株式会社が運営する予定で、関西圏では心斎橋、神戸三宮、京都 に次ぐ4 棟目となります。
ヴィラフォンテーヌホテルシリーズには、
- 最上級ホテル・ヴィラフォンテーヌ プレミア
- ハイグレードホテル・ヴィラフォンテーヌ グランド
- スーペリアホテル・ヴィラフォンテーヌ
- リゾートホテル・ヴィラージュ
がありますが、立地的に上位クラスになるのではないかと予想します。
大阪北小学校の面影を残す外観
建物低層部の外観は、大阪北小学校外観の面影を残し、小学校の記念碑を1階および 2 階屋上に配置する予定です。
まとめ
工事完了予定まで1年半以上、高級賃貸マンション ラ・トゥール の入居まで2年以上あり、まだまだ工事が続きます。
高級マンションやハイグレードなホテルの入居が予想されるため、計画のビルだけでなく、その周辺の開発も期待されます。
今後も進捗を報告したいと思います。