大阪の立地調査

【2019年調査】新築マンション価格が上昇した大阪の駅

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大阪の駅 新築マンション価格の上昇率

本記事はSUUMO 新築マンション 関西版の特集記事を参考文献として執筆しました。

大阪の47駅について2017年 → 2019年の新築マンション価格の変化を調査しました。

”SUUMO 新築マンション”の企画で公開された、2017年7月と2019年8月の駅別 新築マンション価格を比較して上昇率を算出しました。

 

新築マンション価格上昇率(%)

 =100 ×「2019年2月の新築マンション価格」÷「2017年7月の新築マンション価格」

新築マンション価格上昇額

 =「2019年2月の新築マンション価格」ー「2017年7月の新築マンション価格」

 

新築マンション価格上昇率(%)は上式で表され、2017年7月に調査された駅別の新築マンション価格が、2019年8月時点で当時の何倍になっているかを示しており、MIが高いほどその駅周辺の新築マンション価格が上昇したと考えられます。

 

注意

新築マンション価格上昇率は、集計期間内に対象となった駅周辺で新築分譲がなかった場合は集計の対象外となるため、すべての駅が対象にはなっていない。

また、マンションのグレードや最寄駅までの距離を考慮していない。

 

新築マンション価格上昇率TOP 10

大阪の駅について、新築マンション価格上昇率(%)TOP10位を公開します。

 

順位 駅名 上昇率(%) 上昇額(万円)
1位 桃山台(北大阪急行) 145.2 1651
2位 茨木(JR) 134.9 1543
3位 大阪天満宮(JR) 130.9 1616
4位 栂・美木多駅(泉北高速) 130.1 820
5位 大阪上本町(近鉄)※1 129.5 1438
6位 都島(Osaka Metro) 123.8 835
7位 谷町六丁目(Osaka Metro) 123.5 1142
8位 池田(阪急) 121.4 830
9位 高槻(JR) 117.1 702
10位 緑橋(Osaka Metro) 116.4 601

※1:谷町九丁目駅(Osaka Metro)との比較

 

第1位 桃山台駅(北大阪急行)

新築マンション価格上昇率の第1位は145%と大幅上昇した北大阪急行 桃山台駅 、上昇額1651万円も第1位でした。

北大阪急行はOsaka Metro御堂筋線に乗り入れており、梅田駅まで直通約20分という利便性が魅力です。

また、北大阪急行が現在の終点 千里中央駅 から更に北に延伸するため、自然を残しつつも開発が進む箕面萱島エリアにもアクセス良好です。

 

なお、「SUUMO住みたい街ランキング2019 関西版」で桃山台駅は53位と、それほど高い順位ではありません。

 

第2位 茨木駅(JR)

第2位は135%でJR 茨木駅 、上昇額1543万円は第3位でした。

JR大阪駅まで約15分という立地が魅力で、新快速は停車しないものの、快速停車駅というメリットもあります。

駅前にはイズミヤ茨木店があり、2019年にはVIERRA茨木新中条がオープンするなど生活に便利な施設が発展しています。

 

「SUUMO住みたい街ランキング2019 関西版」では46位にランクインしていますが、まだまだ注目度が高いとは言えません。

 

第3位 大阪天満宮駅(JR)

第3位は131%でJR 大阪天満宮駅、上昇額1616万円は第2位でした。

大阪天満宮はJR東西線の駅で大阪駅と徒歩圏内の北新地駅まではたったの2分という好立地が魅力です。

また、「SUUMO住みたい街ランキング2019 関西版 ~住みたい自治体ランキング~」で第2位の大阪市北区に所在する駅であるため、注目度が非常に高いと言えます。

 

「SUUMO住みたい街ランキング2019 関西版」では98位以内にランクインしていませんが、すぐ隣のOsaka Metro南森町駅が66位にランクインしています。

とはいえ、住みたい街として注目度が高いとはいえない順位です。

 

TOP10駅の特徴

新築マンション価格上昇率TOP10の特徴として、Osaka Metro谷町線沿線の価格上昇が目立つことに気づきます。

第3位の大阪天満宮駅はOsaka Metro谷町線 南森町との乗換駅、第5位の大阪上本町駅は谷町線 谷町九丁目との乗換駅、第6位・第7位は谷町線 都島駅・谷町六丁目駅です。

10位までに谷町線沿線が4駅も入っていることから沿線の注目度が高いと高まっていることが推測されます。

ぐりーんりんく号
すでに大阪の大動脈・御堂筋沿線は価格が上がりきってしまったのかもしれないね!

 

当サイトでも谷町線沿線 谷町六丁目駅 に注目していましたので、過去記事をご参照ください。

 

 

関西の街 資産価値 BEST100 との関係

続いては、資産価値(リセールバリュー)が高い(=築10年程度のマンションが新築販売時との比較したときの上昇率)街と新築マンションの価格上昇率が高い街の関連を調査しました。

資産価値(リセールバリュー)が高いということは、中古マンションの価格が高いことを意味しています。

そこで、新築マンション価格の上昇率が高いエリアとの重複があるか調べました。

 

2019年8月版 資産価値の高い街 TOP10

2019年8月時点でTOP10にランクインした大阪の駅は次の通りでした。

 

2019年8月 2019年2月 駅名 RV%
1位 ↑ 6位 大阪 173.7
3位 ↑ 4位 淀屋橋 136.3
5位 ↑ 9位 桜川 134.5
6位 ↑ 10位 本町 130.6
7位 ↑ 8位 野田 128.4
8位 ↑ 11位 肥後橋 127.8
9位 ↑ 14位 天王寺 125.6

 

資産価値TOP10にランクインした大阪の駅と新築マンション価格上昇率TOP10の駅は一つも重複していませんでした。

資産価値が高い駅は、いずれも御堂筋沿線かそれより西側に位置する駅であり、御堂筋線の東側に位置する谷町線沿線の駅は一つもありません

 

このことから、次のようなステップが存在すると仮説を立てました。

 

step
1
駅の注目度が上昇し始める

step
2
新築マンションの価格上昇率が高くなる

step
3
駅の注目度がさらに上昇する(住みたい街になる)

step
4
中古物件の価格が上昇する

step
5
資産価値(リセールバリュー)が上昇する

 

これが正しければ、5年後、10年後に今回のランキング上位の街の資産価値が高まるかもしれません。

今後の価格上昇率や資産価値(リセールバリュー:RV)を注視していきたいと思います。

 

今後資産価値が高まる駅(当サイト予想)

2019年2月と8月に当サイトが予想した今後資産価値が高まる駅は以下の通りでした。

 

2019年8月順位 駅名 RV%
12位 谷町四丁目(Osaka Metro) 124.7
19位 都島(Osaka Metro) 120.0
29位 コスモスクエア(Osaka Metro) 114.1
34位 森ノ宮(Osaka Metro、JR) 109.6
38位 千里中央(北大阪急行) 108.2
42位 江坂(Osaka Metro) 105.4
ランキング外 寝屋川市(京阪) ーーー

 

当サイトが注目した駅の中では都島駅が新築マンション価格上昇率第6位にランクインしました。

今後は都島駅の資産価値(リセールバリュー:RV)が19位からさらに上昇するのか注目したいと思います。

 

まとめ

2017年7月と2019年8月の新築マンション価格の比較から価格上昇率ランキングを作成し、価格が上昇している駅、今後、資産価値が高まると推測される駅について検討しました。

 

 

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