大阪の不動産プロジェクト年表
これからの大阪は2025年の大阪・関西万博開催、統合型リゾート(IR)誘致、インバウンド需要の獲得に向けて様々な不動産プロジェクトが計画されています。
新型コロナウイルスの影響で先の見通しが立ちにくい状況ではありますが、大阪の不動産プロジェクトを調査することで資産価値を保てるエリアを探ります。
大阪の不動産プロジェクト
- 大阪駅の東西南北エリア開発 → 曽根崎、うめきた、西梅田、淀屋橋
- 夢洲に隣接する咲洲(コスモスクエア駅)エリアの開発
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大阪の不動産 注目の5プロジェクト
大阪では今後、様々な不動産プロジェクトが計画されています。
その中から特に注目したいプロジェクト5つを選んで年表にしました。
① 2022年
(仮称)梅田曽根崎計画:旧大阪北小学校跡地に56階建複合タワー建設
② 2024年
旧大阪中央郵便局跡地開発:39階建高層複合ビル建設
③ 2024年
うめきた2期地区再開発:4.5ha都市公園、47階建マンション、51階建マンションなど建設
④ 2025年
淀屋橋ランドマーク誕生:28階建ツインタワービル建設
⑤ 2027年
咲洲コスモスクエア地区複合一体開発:22階建600室のホテルを含む複合ビル
① (仮称)梅田曽根崎計画
梅田曽根崎計画は住友不動産が進める、大阪北小学校跡地の開発計画で、梅田地区では最高層の地上 56 階建て・高さ 191mのタワービルが2022年3月下旬に竣工予定となっています。
高層部は賃貸住宅、中層部にホテル、低層部には物販・飲食店舗と文化・交流施設を導入する予定となっています。
お初天神通商店街、泉の広場、Osaka Metro 東梅田駅、阪急 大阪梅田駅に近い立地であるため、集客力はかなり高いと考えます。
2020年6月時点の工事の進捗状況を現地調査しました(26階〜27階部分の工事中)。
② 旧大阪中央郵便局跡地開発
旧大阪中央郵便局跡地開発は「梅田3丁目計画(仮称)」として、日本郵便、JR西日本、大阪ターミナルビル(大阪市)、JTBの4社が高さ188mの超高層複合ビルを建てる計画で、2024年3月の関西予定です。
施設は地下3階・地上39階建て、高層階はホテル、中層階はオフィス、低層階に商業施設、5~8階には劇場が入る計画になっています。
開発計画の上図からわかるように、大阪駅のサウスゲートビルディング、西梅田エリア、開発中のうめきたエリアと連絡する通路ができることになっており、大阪駅西側の中心的なスポットになり得るプロジェクトです。
③ 2024年:うめきた2期地区
うめきた2期地区は「みどりとイノベーションの融合拠点」を目標とし、4.5haの都市公園を中心として高層マンション、オフィス、商業施設が入るビルが建ち、「みどり」を意識した再開発が計画されており、2024年夏頃の街びらきを予定しています。
④ 2025年:淀屋橋ランドマーク誕生
「御堂筋ゲートタワー」なるツインビル計画が淀屋橋駅前で進んでいます。
一方は、淀屋橋駅東側に所在する「日土地淀屋橋ビル」と「京阪御堂筋ビル」を一体化して建て替え、オフィスを中心として、低層階は商業施設、地下部分は淀屋橋駅と直結する計画です。
高さ150m、地下4階・地上28階建のビルで、解体開始は2020年、新築建物着工は2022年、2025年春に竣工の予定です。
西側は現在は「グランドセイコー」の看板が目立つビルなどを建て替え、高さ135m、地上28階建のビルになる予定です。
⑤ 2027年:咲洲コスモスクエア地区複合一体開発
咲洲コスモスクエア地区の複合一体開発用地がアーク不動産に売却され、下図①〜④の画地に店舗、住宅、複合ビルが建設される予定になっています。
画地①・②はそれぞれ店舗が2022年と2024年の竣工を予定しており、③には2021年〜2022年に竣工予定の共同住宅が、④には22階建・約600室の店舗とホテルの複合ビルが計画されています。
コスモスクエア駅周辺は長らく土地が十分に活用されていない状態が続いていましたが、コスモスクエアから夢洲へのOsaka Metro中央線延伸計画もあり、夢洲とともに咲洲エリアにもスポットが当たるものと考えられます。
まとめ
これから大阪で計画されている不動産プロジェクトを5つ選んで紹介しました。
それぞれのプロジェクトのテーマは異なりますが、大きなくくりでは
- 大阪駅(梅田駅)エリアの東西南北の開発
- 夢洲周辺エリアの開発
- インバウンド需要だけでなく、大阪駅周辺を暮らす街として開発
という目的が見えてきます。
今後の大阪の発展を占う上で欠かせないプロジェクトになると考えていますので、是非チェックしてみてください!