2019年12月の不動産ファンド運用状況
不動産投資として行なっているソーシャルレンディング 、不動産クラウドファンディングの運用結果を出資しているファンド事業者の紹介を兼ねて報告します。
これから不動産ファンドへの投資を検討している方に、初心者が投資予定金額250万円で2年が経過したところ、のイメージとしてご参考にしていただければ幸いです。
登録している事業者
ソーシャルレンディング | 不動産特定共同事業 |
Owners Book LENDEX Pre REIT Fund Funds SAMURAI |
CREAL FANTAS funding Jointo α RENOSY X-Crowd ASSECLI |
2017年12月から不動産ファンドへ投資を始め、現時点で約250万円を出資中で、12月は新たな事業者としてX-Crowd(運営:インテリックス)の京都町家再生ファンドに投資しました。
管理人が投資家登録しているファンド事業者を紹介していますのでご参考にしてください。
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管理人が出資している不動産ファンド
管理人が投資家登録している事業者の12月の概要と今後の注目ポイントをまとめました。
Owners Book(オーナーズブック)
12月は4件の国内のファンド募集があり、千代田区商業ビル用地ファンドと千代田区オフィスファンドに出資しました。
その中で千代田区オフィスファンドは利回り2.5%と低いながらも貸付先がロードスターキャピタル社(=Owners Bookの運営者)という新しいパターンでした。
管理人の事業者別出資額は2019年11月末時点でOwners Bookが最大であり、全体の約37%を占めています。
Owners Bookはこれまでの実績から、不動産投資に興味を持っている方におすすめできる事業者です。
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LENDEX(レンデックス)
12月は10件のファンドがリリースされ、利回りが6%〜11%と高かったこともあり、あっという間に満額成立しました。
利回り10%〜11%の案件は無担保であり、高利回りにはリスクがつきものですが、十分に理解したうえであれば他の事業者では出せない利回りなので出資を検討することも可能です。
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Pre REIT Fund(プレリートファンド)
12月も新規のファンド募集はなく、現在投資中の1案件を継続するだけとなっています。
今後の展開が見通せないため、来年の出資計画からは除外することにしました。
投資資金のご入金に関するお願い (https://www.prereitfund.co.jpより引用)
現在、ファンドの募集停止をしておりますので、投資資金のご入金をお控えくださいますようお願い申し上げます。
大変ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
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FANTAS funding(ファンタスファンディング)
12月はFANTAS repro(空き家再生ファンド)案件はなく、FANTAS check(レジデンスファンド)でキャピタル重視型5件、インカム型3件の募集があり、インカム型FANTAS check 48号ファンドに出資しました。
48号ファンドは予定分配率が3.5%と高くないのですが、インカム型はFANTAS funding独自のスキームがあり、配当の安全性が高い特徴があります。
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CREAL(クリアル)
12月は新規ファンドはなく11月から引き続き「SOLA沖縄学園」ファンドが募集され、8億円超の大型案件でしたが満額成立しました。
SOLA沖縄学園ファンドはSOLA学園の更なる発展のための成長資金の支援を行うとともに、ESG投資の実現と投資リターンを図っており、管理人も出資しました。
ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のことを指します。
特に、年金基金など大きな資産を超長期で運用する機関投資家を中心に、企業経営のサステナビリティを評価するという概念が普及し、気候変動などを念頭においた長期的なリスクマネジメントや、企業の新たな収益創出の機会(オポチュニティ)を評価するベンチマークとして、国連持続可能な開発目標(SDGs)と合わせて注目されています。
引用:経済産業省ホームページ
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/esg_investment.html
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Jointo α(ジョイントアルファ)
12月は新規ファンドの募集はありませんでしたが、2020年1月と3月のファンドが公開されました。
1月のファンドは12月に償還された京都祇園のレジデンスファンドと同一物件の再募集になり、元本の安全性は高いことから、クリック合戦がかなり激化すると予想しています。
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RENOSY(リノシー)
12月は2件のレジデンスファンドの抽選があり、1件出資申込しましたが当選しませんでした。
12号ファンドは6.4%、13号は4.0%と徐々に利回りが下がっていることに加えて劣後出資比率も低下していますので、運用環境が厳しくなっているのかもしれません。
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Funds(ファンズ)
12月には「底地くんファンド」の募集があり、管理人は注目していましたが、仕事の都合で申し込みのチャレンジすらできませんでした。
借地権の物件を有効利用するという事業は空き家対策にもつながる可能性があり、これからも注目したいと思います。
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X-Crowd(エックスクラウド)
X-Crowdは新規事業者として11月末から京町家再生ファンドの募集が開始され、早速管理人も出資しました。
東証一部上場企業である「インテリックス」が運営する不動産クラウドファンディングで、同じく東証一部上場企業である「穴吹興産」が運営するJointo αと共に注目しています。
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ASSECLI(アセクリ)
ASSECLI(アセクリ)は12月からファンド募集を予定していた新規事業者ですが、第1号案件が募集直前に中止になり、いきなりつまづいてしましました。
2020年1月上旬に再度1号案件が募集されるため、改めて注目したいと思います。
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2019年12月 不動産ファンド投資成績
2019年12月、2019年累計の投資成績は以下のようになりました。
12月の配当額(税引後)は約7500円と出資額262万円に対して年率換算で3.4%の配当になりました。
Jointo αの京都祇園レジデンスファンドが償還されたことが大きく、月5000円の配当目標を超えることができました。
12月末時点で約262万円の投資を行い、2019年累計の配当額は50,095円(税引後)、年利回りは約1.9%(税引後)になりました。
なお、税引き前利回りは約2.3%で、目標とする5%には遠く及びませんでした。
不動産ファンドの利回りが低下していることから、2020年の目標は税引き後利回り3%を考えています。
2020年の不動産ファンドの動向と目標
2019年は後半にかけて各事業者のファンド利回りが軒並み低下する傾向がありました。
特に区分レジデンスファンドは4%を下回るものが増えており、運用環境の悪化が懸念されます。
また、不動産クラウドファンディングの認知が広まったことによる広告効果を狙った利回りも減少しているとも考えられます。
事業者は増えていますが、一方でクリック合戦は激化しており、プレーヤーの増加が顕著になっています。
新規事業者の増加を願うとともに、既存の事業者にも他社との差別化を図るべく特徴あるファンド組成を期待したいと思います。